お顔に鍼するまでの時間が長くて・・・
「顔の鍼に行くまでの時間が長くて、美容鍼だと忘れます」
美容施術の患者様から、そんな感想をいただきました。
美容鍼には、まず顔に鍼をして、置鍼時間をできるだけ長く取る方法もあります。
一方、当院では、まず脈診・腹診で身体の状態を確認し、身体への施術を行ってから、お顔の美容鍼へと進みます。


くすみ、しわ、たるみ、むくみなど、お顔のお悩みで来院してくださっているのですから、
『はやく顔に施術して!』と思われる患者様もいらっしゃると思います。
では、なぜ、顔に鍼をする前に、身体を診るのでしょうか?
それは、患者様一人ひとりの体質だけでなくにあわせた施術を行うだけでなく、同じ方でも、その日のその方のお身体の状態に応じて施術方針を組み立てるためです。
いつも同じ施術を繰り返すのではなく、その時々の状態を把握し、どこに、どのような施術を行うかを考えます。
◆ 於血(おけつ) :血の巡りが滞っている状態
◆ 気滞(きたい) :気(エネルギー)の巡りが滞っている状態
◆ 気虚(ききょ) :気(エネルギー)が不足している状態
◆ 陰虚(いんきょ):水(体内の潤い)が不足している状態
◆ 血虚(けっきょ):血(血液や栄養)が不足している状態
◆ 湿熱(しつねつ):体内に余分な水分と 熱がこもっている状態。
など、美容の妨げとなっている原因、それらがその日のその方のお身体の中でどのように影響しあっているかを読み解いて、鍼灸などの施術でお身体全体の状態を整えていきます。
お身体が整わない状態でお顔に鍼をしてしまうと、のぼせなどの不快な症状を招いてしまう場合もあるので、そのようなことを予防する意味もあります。
お顔の鍼を置鍼する時間は患者様もちょっと暇かもしれません。
でも、何も考えず、リラックスしていただく時間を持っていただくのも
美と健康のために大切なのかなと考えています。
お身体の用意ができたらお顔への施術も入念に行います。

そして、顔の鍼を抜いた後も、施術は続きます。
背中や手足への鍼灸施術に加え、肩などの関節、背骨の調整なども行います。
当院の美容施術は、70~80分程度のお時間をいただいています。
お忙しい患者様のために、もう少し短時間でできたら、とも思うのですが、
お肌の美しさは内臓の健康や気血水の巡りの状態を鏡のように映し出したものだから。
お身体から整える、鍼灸整体旬の美容施術にどうしても必要な時間です。
美しさは、全身の健康と切り離して考えられるものではありません。
顔だけを整えるのではなく、身体から美しさを考える。
それが、鍼灸整体旬の美容鍼灸です。


コメント